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【今日読んで明日受かる!】証券外務員二種試験配点からみる勉強法 

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こんにちわ、さいたまです。 つい先日、証券外務員二種試験に合格することが出来ました。証券外務員二種試験の勉強を開始した当初は、テキストを読んでも用語や計算式に踊らされて正直チンプンカンプンでした。

しかし、高校入試・大学入試の時に実践してきた"ある試験勉強方法"を使ったところ、見事2週間足らずで合格。そこで今回は、僕が証券外務員二種試験に最短合格するために実際に使った勉強方法を皆さんとシェアしたいと思います。

ちなみに同じ今日紹介する勉強方法で証券外務員一種は13時間で合格、宅建は2カ月独学で9割超え合格を果たしています。

証券外務員二種試験配点を確認。試験は合格点を超えるゲーム

まずは証券外務員二種の試験形式と出題科目の各配点を確認。どの資格試験でも言えることですが、「いかに要領よく点数を積み上げて合格点を超えるか」ということが、最短で合格するためには非常に大切です。

特に社会人の方なら尚のこと。せっかくの休日を資格の勉強漬けにはしたくないですよね。

そのためにも、いきなり参考書を読み始めるのではなく、試験制度と出題科目・配点を押さえてから勉強を始めましょう。

証券外務員二種試験 試験形式

✔受験資格は特に制限がない。

✔合計300点満点の試験で210点以上すれば全員合格。

✔試験時間は120分

✔出題形式は、①〇×問題 ②5肢選択問題 ③計算問題

✔〇×問題が50問(1問各2点)/ 5肢選択問題・計算問題(20問各10点)

✔試験はパソコンを使って行われる。

 

証券外務員二種試験 出題科目と各配点

✔法令・諸規則からの出題 

金融商品取引法 30点

金融商品の勧誘・販売に関係する法律 6点

・協会定款・諸規則 40点

・取引所定款・諸規則 10点

・合計 86点

✔商品業務からの出題

・株式業務 30点

・債券業務 40点

投資信託及び投資法人に関する業務 34点

・付随業務 10点

 ・合計 114点

✔関連科目からの出題

・証券市場の基礎知識 10点

・株式会社法概論 20点

・経済・金融・財政の常識 20点

・財務諸表と企業分析 20点

・証券税制 20点

・セールス業務 10点

・合計 100点

 

この情報から、「証券外務員二種試験は配点がかなり偏りのある試験」であることが分かりました。仮に点数に偏りがあるということを知らずにいきなり勉強を開始していたら、10点科目に勉強時間をガッツリ割いていた可能性もあります。これで無駄な勉強時間を削減です。

 

次は参考書を流し読み。メモは取らないで大丈夫です。

次は、実際に参考書を1ページから最後のページまで読んでいきます。配点を確認したので、配点が高いページから読みたくなりますがここは我慢。

まずは証券外務員二種試験の全出題範囲を通読して実際の各科目の難易度を把握し、その後に配点が高いページを重点的に勉強しましょう。また、通読するときのポイントですが一切メモ書きなどはする必要はありません。一周読み終えるのに余分に時間がかかってしまいます。あくまでどの科目が難しいと感じるのか調べるだけなので、雑誌を読む感覚で読むだけで大丈夫です。

ちなみに金融系のお仕事経験がある方なら、金融商品取引法投資信託投資法人に関する業務は普段から馴染みがある分野だと思うので、参考書を読んでもスラスラ理解できると思います。僕の場合は、FXや株取引の経験があったので株式業務や経済・金融・財政の常識は割とすんなり理解できました。

 

【証券外務員二種試験 文章問題対策】配点が高い科目と難しいと思ったページを先に学習しよう。

先ほど確認した試験の配点と、一度参考書を通読して感じた難易度の肌感を存分に活かしていきます。

✔具体的な勉強の手順 〇×問題 5肢選択問題(文章題ver)

①1科目2回通読×2セット

まずは、配点が高いこちらの科目「協会定款・諸規則、金融商品取引法、株式業務、債券業務、投資信託及び投資法人に関する業務」の中から、順不同で大丈夫なので一番取っつきやすい科目から参考書を読んでください(途中計算問題が出てくると思いますが、その箇所は後でまとめて覚えた方が効率がいいので、飛ばしちゃって構いません。)。この時、それぞれ配点が高い科目は内容が多いので、一度通読したらすぐにもう一度読み直して頭の中の情報を整理し直すことが肝心です。”なんとなく、分かるから後で読み直そう”という姿勢だと、他の科目を読んだ後に、前に読んだ科目の内容をスッポリ忘れているという悲劇に陥ります。二度同じ科目を読んだら、次の科目のページを同様に二度読みましょう。そして、二科目読み終えると、丁度いい具合に一番最初に読んだ科目の内容をぼんやり忘れていると思います。

②忘れたころにアウトプットの練習

そして、丁度忘れかけたときに問題集を使ってアウトプットの練習をしていきます。この”忘れたことを思い出そうとする”という作業が暗記をする上で非常に効果的で、ただテキストを読むよりもグッと記憶に残るようになります。

③難しいと感じた科目を次に勉強

配点が高い科目の勉強が一通り済んだら、次は難しいと感じた科目に手を付けましょう。簡単な科目から勉強したくなる気持ちもあるかもしれませんが、我慢してください。初見で簡単と感じた科目は、時間をあまりかけなくても理解できる科目なので、貴重な勉強時間をガッツリ割くべきではありません。まずはご自身で難しい、分かりにくいと感じた科目を①②の手順で勉強してください。

 

参考書を読む上で、完璧に理解しようとしないことを意識してください。

以上①から③の勉強方法をご紹介しましたが、参考書を読む上で記述されている内容を全て完璧に理解しようとしないでください。金融関連のバックグラウンドが無いと完全に理解するのが難しいページは当然あります。

僕も試験こそ受かりましたが、覚えているだけで理解しきれていない箇所はあります。なので、「ここ難しくてよく分からないな・・うーん・・どうしよう・・」と、勉強がストップしてしまうことの無いようにして下さい。あくまで、参考書の内容を”なんとなく理解”できていれば試験には合格することが出来ます。

試しにこちらの画像をご覧ください。

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それぞれの選択肢を見て頂くとお分かり頂けるかと思いますが、証券外務員二種試験では、出題範囲が広いものの、細かな知識を問うてこないのです。つまり、〇×問題などの知識題に関してはざっくりと全体を把握して、問題集を解いておけば合格ラインに到達できるということです。(全範囲全部覚える勉強は本当に必要ないです。実務で覚えましょう

 

勉強が進んできたら、関連科目を攻略しよう。これだけで手堅く50点確保。

配点が高い科目と難易度が高いと感じた科目の勉強がある程度進んできたら、次は関連科目の勉強を進めましょう。

その理由は、関連科目(証券税制、株式会社法概論、付随業務、証券市場の基礎知識、経済・金融・財政の常識、セールス業務)の合計配点が100点というだけでなく、内容が非常に易しいからです。関連科目の内容をお手元の参考書で確認して頂くとお分かりいただけると思いますが、問われている内容がほとんど常識問題です。例えばセールス業務では「証券外務員は、反社会勢力と知りながら取引をしてはいけない」とかです。 

ただし、証券税制はなかなか内容が多い割に配点が低めなので、関連科目を勉強する時も後回しで大丈夫です。

 

【証券外務員二種試験 計算問題対策】配点が高い債券業務、財務諸表・企業分析を中心にやろう。

文章題で出題される〇×問題や5肢選択問題とは違い、計算問題は計算方法を暗記しなければいけません。 しかし証券外務員二種試験では、出題される計算式は多いものの出題される問題は過去問の数字を変えた類題がほとんどです。なので、計算方法を覚えているか、否かで勝負が決まります。

まずはよく出る計算問題順に公式をゴリゴリ暗記していきましょう。

証券外務員二種よく出る計算問題

証券外務員二種試験の計算問題の中でも特に重要なものをピックアップしました。下に挙げた計算問題の他にも参考書にはまだ少し有りますが、重要度が低いのでここでは割愛しています。

重要な計算問題 名称一覧

配当性向 配当比率 ROE ROA 売上高利益率 売上総利益率 売上高営業利益率流動比率 当座比率 固定比率 固定長期適合率 負債比率 自己資本比率 総資本回転数 総資本回転期間損益分岐点売上高 損益分岐点比率 変動費率 限界利益率 パリティ価格 乖離率 売上高営業キャッシュフロー比率 営業キャッシュフロー有利子負債比率 受渡代金 経過利子 所有期間利回り 応募者期間利回り 最終利回り PER PBR 

 

「こんなに沢山覚えられないよ!」と言われてしまいそうですが、安心してください。

 実は似たような形の計算式が非常に多いんです。

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例えば損益分岐点売上高、損益分岐点比率、変動費率を見てみると、分母は全て売上高であったり、損益分岐点比率、限界利益率はそれぞれ損益分岐点売上高と変動費率で出した値を割ったり引いたりするだけです。

証券外務員2種試験に出てくる公式は、特段難しいものはなく、単純なものが多いです。頑張ってここを暗記して計算問題を得点源にしましょう。合格がかなり近くなります。ちなみに、計算問題について1つずつ詳しく解説もしているので、勉強の時に読んでみてください。

証券外務員二種試験に関するお悩みコーナー

以上具体的な勉強方法と参考ページをご紹介しました。この勉強方法を実践すれば、よっぽどのことが無い限りほぼ間違いなく合格することが出来ると思います。

さてここからは、証券外務員二種試験を受ける上で質問が多そうなことについてヤフー知恵袋から拾ってきて、解答をまとめています。お時間のある方はお読みください。

証券外務員二種試験は独学が可能か。

僕は十分独学で合格することはできると思います。その根拠は、今日ご紹介した勉強方法で実際に2週間足らずで合格できているからです。

ただ、参考書を読んでも全く分からないことばかりで勉強が全然進まないという方は、講座を受講するのもアリだと思います。多少費用は独学に比べて余分にかかってしまいますが、落ちてまた試験を受けなおす手間を考えたら、講座を受講して一発で合格する方がいいですよね。それに、今は通学講座の他にも通信講座で980円から受けられるサービスもあります。一度検討してみるのもいいかもしれません。

証券外務員二種試験の勉強時間はどのくらい必要か。

暗記しなければいけないところはやはり覚えなければいけないので、勉強時間は2週間~1か月確保しましょう。(個人差はあるので心配な人は2か月前からコツコツやりましょう。)現在学生で、一日のうち大半を勉強に充てられる方は2週間本気で勉強すれば十分合格圏に到達します。社会人で日中忙しい方は一ヵ月前からコツコツ勉強をしていきましょう。ちなみにネット上では「合格するのに3か月」と書かれたりしていますが、これは時間のかけすぎです。これほど長期間に渡ると逆に記憶を維持する方が難しいです。集中して短期間で合格を目指していきましょう。

証券外務員二種試験過去問はどこで手に入るのか。

残念ながら証券外務員二種試験の過去問は出回っていません。なぜなら、証券外務員二種試験はパソコンで試験を受けるため試験問題がそもそも出回っていないからです。 

しかし、試験本番では各出版会社が出している予想問題とほぼ同じ問題ばかり出題されるので、過去問が手に入らなくて心配する必要はありません。問題集の問題が一通りできれば大丈夫です。

ちなみに僕が使っていたうかる! 証券外務員二種 最速問題集 2018-2019年版には巻末に模試がついていたので活用していました。

 

証券外務員二種試験のおすすめ参考書はどれ?

僕はうかる!シリーズの参考書で勉強をしていました。ちなみに問題集も同じ出版会社のうかる! 証券外務員二種 最速問題集 2018-2019年版です。

問題量が多く、網羅性が高いです。

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 証券外務員一種試験もこのうかる!シリーズで乗り切ることができたので、一種試験も目指されている方は、最初から二種シリーズを使っておくことをおすすめします。

まとめ

最後までご拝読頂きありがとうございました!この記事を読まれていかがでしょうか??一見難しそうに見える証券外務員二種試験ですが、配点から考えた勉強法を考え実践すればそこまで難しくなさそうですね!それでは、皆さん試験勉強頑張ってください!

 

ライター:さいたま