はい、さいたまです。
今回はMARCH文系の筆者が富士フイルムの最終面接まで進んだノウハウをシェアしたいと思います。
富士フイルムの事務系選考を受けた筆者のプロフィール
(参照画像:富士フイルムミッドタウン本社)
詳しいプロフィールはこちら(【東レ事務系選考体験記】東レの選考を通過するコツを紹介。 - さいたまと歩く)で紹介していますが、至って平凡の大学生です。
最終学歴はMARCHで、別段体育会系の部活に所属していなかったので、就活スタート直後から他の学生と比較してアドバンテージを得ていたという訳でもありません。
なので今回紹介する就活ノウハウはどんなバックグラウンドの学生でも実施することができる再現性が高い内容となっています。
富士フイルムの事務系選考フロー
・3月上旬:会社説明会
・3月下旬:ES・Webテスト締め切り
・4月上旬:Web質問会(自由参加ですが、参加しておいた方が志望度の高さはアピールできるかと思います。)
・4月中旬:集団面接(学生2対社員1)
・4月下旬:個人面接(学生1対社員1)
・5月中旬:最終面接(学生1対社員2)
上記の選考フローだけでもボリューミーですが、学生によってはその他カフェセミナーや先輩社員訪問を富士フイルムの就活サイト経由で取り組んでいました。
ちなみに筆者は悉く他社選考日程と被ってしまったので上記のフロー以外経験していませんが、それでも最終面接までは進めています。
しかしやはり各イベントに参加するとそれだけ志望度の高さをアピールできるので、富士フイルムが第一志望の方は、サイト上に用意されている催しにはできるだけ参加しておく方がベターです。
第一関門:富士フイルム事務系選考において、ES・Webテストは突破困難!?
**ES質問内容**
・大学時代、一番力を入れたこと、どのような「想い」で、その実現にむけてどのように行動したか、その結果を踏まえて書いてください(400文字)
・人生における一番大きな困難をどのように乗り越えて何を学んだのか?(400文字)
・あなたにとっての仕事とは何ですか?(400文字)
**Webテスト内容**
・eF-1G(就活を通して最も難しいと感じたWebテストです。)
**ES突破のために実施したこと**
富士フイルムは採用倍率が非常に高く、まずESを突破するのにも一苦労です。
しかしESは設問の細分化と、それぞれどのような背景があり行動したかという2点をしっかりと書けばほとんど通るんですよね。
例えば、1つ目の設問の「大学時代、一番力を入れたこと、どのような「想い」で、その実現にむけてどのように行動したか、その結果を踏まえて書いてください」について考えてみましょう。
この設問を細分化すると、ESで書かなければいけない内容は下記の通りになります。
- When:大学時代
- What:一番力を入れたこと
- Why:どのような「想い」で
- How:その実現にむけてどのように行動したか
- Result:その結果を踏まえて書いてください
まずはこれら5点を踏まえて大学時代のエピソードを書くことで設問に聞かれていることに全て答えを提示したことになります。
しかしそれだけでは、なかなか説得力のある文章になりません。つまり文章に”厚み”が無いんですよね。
そこで、上記1から5の内容に加えて幼少期のエピソードを少し加えてみてください。これだけでグッと信ぴょう性のある文章を作ることが出来ます。
上記の設問の場合ですと、3.Whyの部分に幼少期のエピソードを加えると説得力のある文章になってきます。
というのも考えてみれば当たり前だと思いますが、人間の行動って過去の経験に基づいて決定されているハズですよね??
1つ例を考えてみましょう。
例えば、小さいころから困難を避け続けていた人がいきなり大学生になって、大きな挑戦をしたというエピソードを書くとしたら少々無理があります。
なぜかと言うと、面接はあなたの人物像を知るために大学時代だけでなく幼少期の話も必ずと言ってよい程聞かれます。
その時、面接中に幼少期の経験を深堀されて幼少期の話が大学時代と矛盾していると間違いなく突っ込まれちゃうんです。人物像が見えてきませんからね。
仮に面接中にぼろを出さずに話を塗り固めることができればなんとかなりますが、面接官もプロなので嘘は大抵ばれます。
逆に幼少期から困難に立ち向かい続けていた人が、大学時代に更に大きな挑戦をしたというエピソードを書けば、そのESから大学時代の人物像だけでなく幼少期の頃の人物像も見えてきます。
つまり面接官はあなたの「人物像・一貫性のある性格」を見つけられますよね。
そのために必要になってくるのがESに幼少期の経験を少し盛り込むことで、そうすることで面接中その箇所が質問された際「あなたの人物像」を面接官に伝えられます。
逆に面接に中々通らないという学生は「ESと面接の話が矛盾している」というケースが非常に多いです。
筆者も内定後2020卒の学生の就活支援をしているのですが、「この子落ちそう・・」という学生には必ずと言ってよいほど幼少期の人物像と大学時代の人物像にギャップがあるんですよね。
なのでそうならないためにも、ESを書くときは設問で聞かれていなくてもできるだけ「Why:どのような想いでその行動をしたか」という点をESに書く癖をつけておきましょう。
**Webテスト突破のために実施したこと**
筆者自身就活中、最も難しいと感じたWebテストがeF-1Gでした。
そして、このテストのために何か対策を講じたかと言うと・・
なにもやっていません(←戦犯)
というのも一度市販の対策本を見て頂くとお分かり頂けるかと思いますが、対策のしようが無いんですよね。
SPIのように定型問題もほとんどなく、ほぼIQテストのようになっています。
筆者もこのテストが心配で先輩OBとの座談会で「eF-1G」の対策について質問をしたのですが、その先輩社員も「対策の立てようが無いので、何もしないで挑戦した」と仰っていました。
おそらくほとんどの学生が高得点を取れるテストではないので、5・6割正答できていればパスできるはずです。
筆者もそのくらいの正答率(肌感)で無事通過していたので、あまり気張らず解ける問題を確実に取るくらいの気持ちで良いかと。
富士フイルム事務系選考はWeb質問会やカフェセミナーがある。
先程もちらっとご紹介しましたが、富士フイルムの事務系選考にはWeb質問会やカフェセミナーと言ったイベントが数多くあります。
筆者自身日程の都合上参加できたのは、Web質問会のみでしたが仮に富士フイルムが第一志望でしたらできるだけイベントに参加しておいた方がよいです。
というのも富士フイルムの就活ページは、どのイベントに参加したかログが残るような設計になっていたんですよね。
ハッキリとは分かりませんが、ログを残すことで志望度の高い学生を峻別する目的があるのかな??と予想できます。
なので、志望度が高い方はできるだけ参加しておきましょう。
**Web質問会の内容**
予め決められた時間に富士フイルムの就活サイトにログインして、オンラインで学生30程対人事2で質問会をします。
ここでバリバリアピールする学生は沢山質問をしていましたが筆者自身特に質問をしなくても、なんら選考に影響が無かったので気張る必要はないかと。
(余談ですが富士フイルムくらいの大企業になってくると、人事も美男美女ばかりです笑)
富士フイルム事務系選考において一発目の面接は集団。
・構成:学生2対社員1(30代から40代の社員)
・雰囲気:和やか(社員の方は温厚な方でした。)
・質問内容:ESに沿って進みます。
一発目は集団面接です。
集団面接を苦手とする学生も多いかと思いますが基本的には個人面接と同じで、聞かれた質問に答えるだけで大丈夫です。
ただ集団面接に限って注意しなければいけないのは、コンパクトに端的な応答を心がけることです。
よく集団面接で落ちてしまう学生の特徴としては「喋りすぎ」が挙げられます。
社員1学生2の面接で一人の学生が永遠と喋り続けると、もう一方の学生の喋る時間を奪ってしまうので、あまりいい印象を面接官に与えません。
「聞かれたことだけ答える」ということを念頭に面接に挑みましょう。
筆者自身富士フイルムの集団面接では別段印象に残るエピソードを話したわけでもありませんが、もう片方の学生がずっと話続け自爆してくれたのを覚えています。
なので集団面接では喋りすぎず端的にを意識しさえすれば、対応できます。
また面接官からの質問自体はESに沿ったオーソドックスな内容ばかりなので、ググって出てくるような定番質問の答えは用意しておきましょう。
富士フイルム事務系選考では、2次面接が最難関
構成:学生1対社員1
雰囲気:厳かな感じがしました。(社員は各部署の部長です。)
質問内容:ESの内容、志望動機の超深堀
富士フイルムの事務系選考では2次面接が肝になってきます。
というのも2次面接から途端に脱落する人が続出するんですよね。
この時期の富士フイルムのみん就を見てみると選考に脱落した学生が「連絡来ましたか??」「まだきません」という書き込みをしまくり、もはやお葬式のような状態になっています笑。
**2次面接の対策**
さてここからは2次面接の対策についてです。
2次面接では1次面接で聞かれた質問内容に加え、志望動機を超超深堀されます。
具体的には、
といった具合でどんどん深堀してきます。
なので志望動機に関してはどんな角度から質問をされても返答できるようにしておきましょう。
また面接官も部長級の社員が来ます。(筆者の2次面接時は営業部長でした。)
そのため雰囲気は若干重く、面接官の眼光も鋭い感じがしました。
しかし結局は事前準備をしていれば乗り越えていけるので、まだ志望動機が固まっていないという方は必ず準備をしておきましょう。
富士フイルム事務系選考で最終面接は決して意思確認の場ではない!
構成:学生1社員2(人事部長が来ます。)
雰囲気:緊張度マックス。(本社ミッドタウンで面接をします。)
質問内容:2次面接同様
一般的に最終面接は「意思確認の場」であり、ほぼ落ちることは無いと言われたりしますが、富士フイルムの場合全く当てはまりません。
というのも、最終面接でもしっかり学生はふるいにかけられるからです。
加えて面接には人事部長の社員がいらっしゃるので雰囲気自体もとても厳かな感じです。
質問内容は2次面接同様でESの内容・志望動機ですが、やはり人事部長ということもあり深堀の精度が非常に高いと思いました。
また、喋っているときの表情もよく見られているので、簡単な嘘は全く役に立たないです。
なので素の自分をしっかりと出し入社したい想いをしっかりと面接官に伝えましょう。(筆者は最終面接で他社と迷っている的なことを言ったらしっかり落ちました。)
まとめ:富士フイルム事務系選考では人物像をよく見られている!事前準備をしっかりと!
ここまでお読み頂いた方はもうお気付きかもしれませんが、富士フイルムの事務系選考では「どんな人なのか」という人物像をとことん追求されます。
このことは集団面接でも最終面接でも当てはまるので、終始「自分がどういう人物なのか」ということをしっかりと面接で伝えていく必要があります。
しかし当時の筆者も含め学生側が出来ることと言えばやはり自己分析/企業分析だけですよね。
小手先のテクニックを覚えたところで本番ではなかなか活用場面がありません。
なので事前準備を怠らずしっかりと対策をして、内定を勝ち取ってください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ライター:さいたま