はいさいたまです。
今回は【就活で本当に役立つ本】をMARCH文系で大手メーカーから内定獲得した筆者が紹介したいと思います。
実はかく言う筆者も就活が始まる前は色々と分からないことが多すぎて不安でいっぱいだったんですよね。そのせいで当時、大量に就活本を買ってしまったんです。
実際に筆者が買った就活本がこちら。
買いすぎたァァ!! 総額11,013円!!
11,013円あればどれほどゲームに課金することが出来たか・・。 しかもこれだけ買ったんですけど、実際に使用したのは本当にごく一部だったんですよね。
そこで今回は筆者と同じ過ちを繰り返してほしくないので合計8冊の中から【就活で役立つ本】を厳選して紹介していきます。
- 実際に筆者が買った就活本がこちら。
- 就活で役立つ本:自己分析はこの一冊を完成させれば大丈夫です。
- 就活で役立つ本:業界分析/企業分析はこの2冊を用意しよう
- 就活で役立つ本:WEBテスト対策には、この一冊を仕上げよう。
- まとめ:就活で役立つ本を活用して有利に就活を進めて下さい。
就活で役立つ本:自己分析はこの一冊を完成させれば大丈夫です。
筆者が購入したのは『内定獲得のメソッド自己分析:マイナビ出版』。
MARCH文系の筆者が大手メーカーから内定獲得を果たすのに大きく貢献した一冊。
というのも、就活を始めようと思ったらまずは自己分析をしますよね?? けれどいざ自己分析をやろうと思っても「どうやってやればいいのか分からねえ・・。」という方が大半だと思います。
当時筆者も自己分析について無知だったのでググってみたものの、結局どうやってやればよいのか路頭に彷徨っていました笑
そこで、やむ無く書店で手に取ったのがこの一冊だったんです。
本書が書き込み式なので自己分析をスムーズに始められる。
本書では各章、各項の始めに自己分析について細かく具体的なやり方を記載し、次のページ以降から書き込み形式のワークシートを用意しています。
そのため自己分析について読んで理解しながら、ワークシートに沿って実際に手を動かして自己分析を進められるので非常に効率がいいなと感じました。
よくある就活サイトや就活本では「自己分析では〇〇をやろう!」と言った感じでどうしても説明することに傾倒しがちですよね。
そのせいでこれから就活を始めようと意気込んで沢山ググって調べたものの、豊富な情報を受け取るだけ受け取り、その結果調べたことに満足して終わりにしていませんか??
いやいや、実際に手を動かさないと駄目ですよ!(小声)
というのも自己分析は勉強のように人のやり方を真似ることも大事ですが、一番大切なのは「自分の中にあるものをアウトプットすること」だからです。
つまり自分の中にある「考え・過去・体験談」をアウトプットして分析することで初めて自己分析が進むんです。
だってノウハウだけ一生懸命頭の中に詰め込んでも、面接本番でアウトプットできなければ意味が無いですよね??
その点本書は自己分析のHOWTOを事細かに説明するだけでなく、アウトプットする機会を適宜設けているので良書だと思います。なので「自己分析のノウハウオタクになって面接全滅・・。」なんて心配もありません。
本書の自己分析をベースにESを書く練習をしておこう。
『内定獲得のメソッド自己分析』で自己分析をしたら次は実際に企業のESを書く練習をしてみてください。
なぜなら本書で自己分析をすることで「就活で話す話題/引き出し」は確実に増えますし、1つ1つの内容も濃く語れるようになります。けれどESでは必ず設問に対して字数制限があるので書く際の表現は推敲しなければいけないからです。
なので、自己分析がある程度進んだら実際に志望する企業の過去のESをググって「自分だったらどうやって書くか」と考える練習をしてみてください。
最初は支離滅裂な文章になってしまうかもしれませんが、要は練習です。何度も考えているうちに表現の幅も広がり、どの企業のESでもコンパクトに考えを伝えることが出来る文章が書けるようになります。
また各企業で重複する質問は結構あります。例えば「学生時代に頑張ったこと」や「自分の強み・弱み」などがいい例です。
これらのよく聞かれる質問は『内定獲得のメソッド自己分析』でほとんど網羅されているのでしっかり書けるようにしておくと、いざ就活本番というときにめちゃめちゃ時短になります。
自己分析は案外時間がかかる作業なので早めに始めておこう。
就活ってよっぽど前から時間を確保して準備していない限り、案外時間がないんですよね。特に3月に入ると毎日会社説明会だったり、OB訪問だったりで本人も気づかないうちにスケジュールがパンパンなんていうのはよくあることです。
筆者も就活が始まる前はスケジュール帳が真っ白だったのに、3月に就活の情報解禁がされた瞬間スケジュール帳が真っ黒になったのはもはやいい思い出です笑
そんな中で3月に入ってからようやく自己分析を始めるという感じだと余計に自分を苦しめることになりかねません。
なのでできるだけ早い段階から自己分析は進めといてくださいね。(マジで)
就活で役立つ本:業界分析/企業分析はこの2冊を用意しよう
業界分析/企業分析をする上で、『業界地図』と『会社四季報』の2冊を用意しておけば十分でしょう。
業界地図は各業界の予備知識や業界内企業のつながりを理解するのに最適。
まずは業界地図。
こちらは日本経済新聞出版社の書籍で、本のタイトルの通り様々な業界について日系企業・外資系企業を紹介しながら解説しています。
また各業界の基礎知識から今後の動向まで日本経済新聞の記者が文系でも分かるように詳細に解説してくれていて、今思えば就活で非常に役立った一冊だと感じます。
というのも、筆者はMARCHで文系でありながらメーカーを中心に就職活動をしていたのですが、日系メーカー企業に対して予備知識がほぼ皆無だったので「志望動機」を考えるときにかなり苦戦していたんです。
例えば「豊田自動車に行きたい!」と思っても、面接官から「なぜ日産ではないの??ホンダではないの??」と聞かれたら自動車業界について何も知らなかったら答えようがないですよね。
その点『業界地図』では各業界の予備知識から各社の売上や違い、提携関係などを詳しく網羅的に書いてくれているのでとても使い勝手が良いと感じます。
おすすめなのは、まずこの一冊で気になる業界について「ざっくりと」調べて後は会社ホームページ・パンフレット等の情報を収集し、各社志望動機を練っていくという流れです。
メーカー志望の学生には是非就活のお供にして頂きたい一冊でした。
就職四季報は離職率や平均年収を企業ごと赤裸々に解説してくれます。
就活生なら誰でも気になる「お金の話」や「ブラックかホワイトか」などの情報を包み隠さず記載しているのがこの一冊。(流石にこの企業はブラックです!とは書いていませんが、離職率を見れば察することが出来ますよね笑)
その他にも男女別採用比や、企業によっては採用実績大学も記載しています。
こういった情報ってイチイチ個別に検索しても確かな情報が得にくいし、中には掲載されていない企業もありますよね。
なので自分が将来入社する会社ってぶっちゃけありなの!?なしなの!?ということについて知りたい方には是非おすすめの一冊です。
筆者はかなりビビりなので毎日この本を見て「お給料は・・?残業時間は・・??有給はあるのー!??」なんて調べていました笑
逆に業界分析/企業分析をするのに役に立たないと感じた2冊
//『業界と職種がわかる本』について。//
就活を開始した当初購入したのが、『成美堂出版の業界と職種がわかる本』。しかし業界分析/企業分析をする上ではあまり使えないと感じてほぼ放置でした。
というのも、まず第一に各業界について本当にざっくりとしか書いていないからこの一冊を読んでも「ふーん」程度にしか理解できずとても志望動機に使えるような素材は得ることが出来ませんでした。
一方で職種については結構詳細に書かれています。例えばメーカーの事務系総合職はどういう部署に配属され、どういった仕事をすることになるなどです。
けれどこういった情報は会社ホームページにもっと詳しく書いてありますし、会社説明会等に行った方がもっと具体的な理解が深まりますよね・・。
なので、就活のために購入してもほとんど役に立たない一冊だと感じました。
//『内定獲得のメソッド業界&職種研究ガイド』 について。//
先ほど紹介した『内定獲得のメソッド自己分析』と同じくマイナビ出版の一冊です。筆者も購入したときは「お、マイナビが出してるし買って損はないだろ!」と思い購入したのですが、こちらも就活でほとんど役に立ちませんでした。
なぜなら確かに本書では業界について詳しく記載しているのですが、個別企業名がほとんど書かれていないので「じゃあ一体、この企業の立ち位置はどこなの?」ということが全く分かりませんでした。
いくら業界に詳しくなっても自分が受けたい企業が「各産業のどの位置で何をしているのか」という肝心な部分の理解が深まらなければ、企業分析をする意味があまりないですよね。
なので筆者は残念ながら本書を就活で使用することはありませんでした。
就活で役立つ本:WEBテスト対策には、この一冊を仕上げよう。
WEBテスト対策におすすめしたいのが『最新!SPI3【完成版】』。
本書は①網羅性が高いこと②計算問題で即解方法が記載されていること、の2点が特筆すべき点です。
おそらく就活中SPIを受けないということはないので、SPI対策は本書でしっかりしておきましょう。せっかく企業研究してもSPIで足切りされてしまったら悲しすぎますもんね。
ちなみに就活生の中にはSPI対策の就活本を複数冊こなしてる方もいますが、個人的肌感では本書のみで十分対応できると思います。
というのも筆者自身就活中にSPIを何度か受けましたが、この一冊で7~8割は取れていたと思うからです。(試験制度上厳密な点数を把握することはできませんが、出題された問題はスムーズにほぼ完答できました。)
玉手箱等を実施する企業では別対策も必要。
企業によってはSPIに加えて「玉手箱」(実施企業:アサヒビールや富士通など)や「eF-1G」(実施企業:富士フイルムなど)というテストを実施する企業もあります。
こういったSPIとは別に他のテストを実施している企業を志望する場合はSPIとは別に対策をしておかなければなりません。
//玉手箱の対策//
筆者も就活中に何度も玉手箱を受けましたが、この試験を攻略するポイントは①文章問題(日本語)で確実に解ける問題を解く。②計数問題は複数社受けて練習することだと思います。
玉手箱対策の就活本も市販で売っていますが、試験時間に慣れ「早く正解を出す練習」をするためにはやはり緊張感を持って実践経験を積むことが一番の対策でしょう。
ちなみに出題される問題はそこまで難しくなく、言語問題はセンター試験の簡単バージョン・計数問題は表の読み取り問題です。
ただし時間制限が厳しいので何度か実際に受けてみて対策をして早い段階に試験慣れしておくことをおすすめします。
//eF-1Gの対策//
eF-1GはほぼIQテストです。筆者も就活中にeF-1Gの対策方法を先輩内定者の方に聞いたのですが「あれは地頭勝負だよ。」と言われ、結局何も対策をしませんでした。
そして実際に試験を受けてみて思ったのは「対策のしようがないわww」です。試しにネットで問題をググって頂くとお分かり頂けるかと思いますが、解法パターンとかが無いんです。
なので市販の就活本を買って勉強してもそれほど効果があるとは思えません。
一言アドバイスをするとしたら対策のしようのないIQ問題を頑張るよりもズバリ、その後の「性格診断で嘘をつかないこと」です。
というのも筆者はある企業でeF-1Gを受けて結果はボロボロだったのですが、「性格診断だけはしっかりとこなしたら面接に進めた」という経験があるんですよね。
なので問題が解けなくても投げやりにならず性格診断だけはしっかりやるようにして下さい。
まとめ:就活で役立つ本を活用して有利に就活を進めて下さい。
以上就活で役立つ本を厳選して紹介してきました。読者様にとって有用な就活本はありましたか??
就活は「事前準備が肝心」なので是非就活本を有効に活用して有利に就活を攻略してください。
ライター:さいたま