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【完成版 証券外務員一種勉強法】大学生が13時間で合格した勉強法をシェア。

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はい、さいたまです。

今回はこの記事で証券外務員一種の勉強方法をシェアしたいと思います。

 

筆者が証券外務員一種試験を受験した経緯

受験した経緯

①将来株やFXを上手くなりたいから

→勿論この資格だけで上達するわけないですが、基本的な知識は身に付くと考えました。

②証券外務員一種を持っていると、金融系相談窓口のコールセンターで時給1800円くらいの仕事ができるとネットで見かけたから

→試しに「証券外務員 バイト」で検索してみてください。indeedでは時給1800円の案件も掲載されています。

勉強時間の内訳

・勉強1日目3時間5分

・勉強2日目1時間34分

・勉強3日目1時間57分

・勉強4日目2時間30分

・勉強5日目1時間24分

・勉強6日目2時間45分

・合計13時間25分

 

こんな感じな不純?な動機で勉強を開始したのですが、本記事で紹介する勉強手順を実施したところ13時間で合格できました。

 

実務経験がある方ならもっと短時間で合格できる方もいると思いますが、学生の中では割と短時間で合格できた方?かと。

 

そこで今後受験を検討されている方の参考になればと思い、備忘録的に記事を公開するまでに至りました。

証券外務員一種試験と証券外務員二種試験の違いを確認。

証券外務員一種と二種の違い

**受験資格**

・両試験とも誰でも受験できる

**試験時間**

・証券外務員二種:120分

・証券外務員一種:160分

**何点満点か??**

・証券外務員二種:300点満点(70%以上得点で合格)

・証券外務員一種:440点満点(70%以上得点で合格)

**出題形式**

・証券外務員二種試験:〇✕方式(50問)、5肢選択方式(20問)

・証券外務員一種試験:〇✕方式(70問)、5肢選択方式(30問)

〇✕問題は1問2点。5肢選択問題は1問10点(2つ選べという場合は1つ正解していれば5点貰えます。)

また、5肢選択問題には文章問題と計算問題の二種類があります。

 

証券外務員一種試験の方が証券外務員二種より140点分多く問題がされるので、その分試験時間が40分長くなっています。

 

ただし証券外務員一種も二種も70%を得点出来れば全員合格できる試験です。

 

ということは、いかに効率よく70%分の得点を拾えるか?という点がポイントになってきますよね?? 

 

真面目に参考書の隅から隅まで学習する必要はありません。配点が大きい分野や、簡単な分野から70%分の得点をゲットしていきましょう。

 

証券外務員一種勉強法:勉強する科目の絞り込み

証券外務員一種試験出題科目(配点が大きい順)

・52点:株式業務

・46点:協会定款、規則

・42点:先物取引

・40点:債券業務

・34点:投資信託投資法人に係る業務

・34点:オプション取引

・32点:金融商品取引法

・30点:特定店頭デリバティブ取引等

・22点:証券税制

20点:経済金融財政の常識

20点:財務諸表と企業分析

・20点:株式会社法概論

・12点:取引所定款諸規則

10点:セールス業務

・10点:付随業務

10点:証券市場の基礎知識

6点:金融商品の勧誘、販売に関する法律

 

太字の箇所、赤字の箇所については後ほど解説します。

 

一方で何もマークされていない箇所(証券税制など)は10点台の科目なら”余力があれば”勉強しても良いですが、基本的にはノータッチで大丈夫です。

 

というのも証券税制や特定店頭デリバティブ取引はやや難しい割に配点が低いんですよね。

 

なのでまずはマークした箇所を仕上げて、「それでも合格できるか不安」という場合は勉強するという方針で十分試験には合格できます。

 

赤字の科目は貴重な得点源。真っ先にマスターしておこう。

赤字科目は3時間程度まとまった勉強時間を確保できれば確実に得点できるようになる分野なので、真っ先に取り掛かりましょう。(ほとんど簡単な暗記科目です。)

 

ただし財務諸表と企業分析については覚えてしまえば簡単なのですが一部理解に躓かれる箇所もあるかと。

 

そこで現在簿記3級程度の知識が無いという方はこちらの記事を併せてご覧ください。

【証券外務員二種計算問題覚え方】財務諸表企業分析&経済・金融・財政の計算問題の覚え方出題傾向 - さいたまと歩く

 

証券外務員一種に合格する上で太字科目は欠かせない。

太字に塗りつぶしている科目は証券外務員一種に合格する上で最重要科目で、1問10点の計算問題が多く出題されます

 

太字の科目だけで合計280点もあります。

 

試験の合格最低点が308点(440点の70%)なので太字科目をほぼマスターすれば、上記の赤字科目でちょこちょこ得点するだけで証券外務員一種試験に合格できちゃうんですよね。

 

 

証券外務員一種勉強法:各科目の具体的な勉強方法。

さて証券外務員一種試験に合格するために勉強する科目と勉強しなくてもよい科目の振り分けは済みました。

 

そこで!ここからは具体的な勉強方法について解説していきます。

 

証券外務員一種勉強法: 文章問題編(〇✕問題、5肢選択問題)

文章問題(〇✕問題、5肢選択問題)

・出題形式1:〇✕問題(1問2点)

・出題形式2:〇✕問題(択一の場合は1問10点。択二の場合は片方正解で5点。)

・2つ目の出題形式が5肢選択問題です。こちらは1問10点の大型問題となっています。しかし5肢から2択選ぶ問題は1つ正解を選んでいれば5点加点されます。

 

文章問題に対応するための勉強方法は参考書を一度流し読みして、記憶が残っているうちに問題集を解く。これだけです。

 

というのも、証券外務員一種試験は記述式ではないので正確な知識を要求されることはまずないんですよね。

 

「どういうこと??」と思われる方もいると思うので、ここで文章問題の具体例を見てみましょう。

 

文章問題の例

問題1:協会員は、外国投資信託証券を販売した顧客に対しては、その投資信託証券に関する決算報告書その他の書類を送付しなければならない。〇か✖か。(協会定款・諸規則より出題)

答え〇

問題2:市場第一部銘柄が、第二部指定替え基準のうちの1項目に該当することとなった場合には、市場第二部へ指定替えされることとなるが、この項目には、株主数及び流通株式は含まれ、売買高は含まれない。(取引所定款・諸規則より出題)

答え✖

 

文章問題は一見すると難しい語句が沢山あり難解のように見えますが、問題を解く上でポイントとなるのは、赤字の部分のみです。

 

この赤字の部分の正誤判定さえできれば確実に解答できる問題ばかりなんです。

 

 

**勉強をするときのポイント**

①参考書を流し読みする中で下記の画像のように重要語句がどのように記述されているか意識して覚えていきましょう。

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②参考書を流し読みするだけでは記憶に定着しにくいので、すぐにそのまま問題集で演習をしましょう。

 

**勉強をする上で気を付けること**

勉強をする中で難しい箇所等は当然あるかと思います。(筆者も勿論いくつもありました)

 

しかしそういった箇所に固執してググったり専門書を読んだりといった勉強方法は大幅な時間のロスになるのでやめておきましょう。

 

証券外務員試験ではそこまで細かい知識を問うてくることはありません。オーバーワークです。

 

ちなみに5肢選択問題も出題形式が変わるだけで難易度は〇✕問題と同じなので、勉強方法はやはり参考書の流し読み、問題演習のみで対応できます。 

  

証券外務員一種勉強法 計算問題編(5肢選択問題)

計算問題(5肢選択問題)

・出題形式:5肢選択問題(1問10点)

 

証券外務員一種試験では二種試験の範囲に加えて新たに信用取引/オプション取引/先物取引/特定店頭デリバティブ取引が出題されます。

 

そしてこの計算問題をいかに早く攻略するかという点が合格する上で最重要になってきます。

 

というのも計算問題は1問10点という高配点であることに加えて、正確に計算方法を理解していないと試験本番でボロボロと失点しちゃうんですよね・・。

 

なんせ1問10点ですから、5個間違えたら50点の失点です。(恐ろしい)

 

**勉強をするときのポイント**

①まずは参考書をじっくり時間をかけて読みましょう。筆者的にオススメなのは先に信用取引先物取引を学習することです。証券外務員一種試験でネックになってくる科目なので早いうちに取り掛かりましょう。

 

一方で特定店頭デリバティブ取引は名前のいかつさに拠らず、案外理解しやすい分野なので後回しでも大丈夫です。

 

②参考書を読んだら、実際に問題集で演習しましょう。やはり計算問題は手を動かして自力で解けるようになっておかないと危ういです。

 

 

筆者自身計算問題はあまり得意ではなかったので、参考書を選ぶときは書店で複数冊見比べてできるだけ初学者にも分かりやすく解説してくれているものを選んできました。

 

その結果きんざいの参考書よりも、うかる!シリーズの方が情報量も多くて1つ1つの解説が詳しいと感じたのでシェアしておきます。

証券外務員一種試験参考書&問題集

参考書:うかる! 証券外務員一種 必修テキスト 2018-2019年版

金融経済初学者にはおすすめ。情報量が多いがしっかりとまとめられている。また計算問題の解説も詳細で使いやすい。

参考書:スッキリわかる 証券外務員二種 2018-2019年 (スッキリわかるシリーズ)

こちらはTAC出版のスッキリシリーズ。簿記やFPなどでも定評があるスッキリシリーズだが、イラストが多く本書も読みやすい印象。また問題集もセットになっているのでコスパが良い。

問題集:うかる! 証券外務員一種 必修テキスト 2018-2019年版

うかるシリーズの参考書を使うなら、セットで使うのはこの一冊。参考書と連動する形で多くの問題を掲載している。また巻末に本番を想定した模試が付いているので、試験前に有効活用できる。

 

まとめ:証券外務員一種は短期間で十分合格できる。

証券外務員一種試験は名前を聞くと少し難しそうな試験に思われガチですが、実際に受験してみると思っていたほど難解な問題は出題されませんでした。

 

ただしやはり計算問題は結構な数出題されたので、苦手意識がある方は早めに対策をしてください。

 

この記事が読者様の参考になれば幸いです。

 

ライター:さいたま

証券外務員一種試験参考書&問題集

参考書:うかる! 証券外務員一種 必修テキスト 2018-2019年版

金融経済初学者にはおすすめ。情報量が多いがしっかりとまとめられている。また計算問題の解説も詳細で使いやすい。

参考書:スッキリわかる 証券外務員二種 2018-2019年 (スッキリわかるシリーズ)

こちらはTAC出版のスッキリシリーズ。簿記やFPなどでも定評があるスッキリシリーズだが、イラストが多く本書も読みやすい印象。また問題集もセットになっているのでコスパが良い。

問題集:うかる! 証券外務員一種 必修テキスト 2018-2019年版

うかるシリーズの参考書を使うなら、セットで使うのはこの一冊。参考書と連動する形で多くの問題を掲載している。また巻末に本番を想定した模試が付いているので、試験前に有効活用できる。

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