さいたまと歩く

人生まずはやってみる!がモットーな20代の日記

【宅建独学合格】臨場感溢れる宅建試験当日の様子を筆者が語る。

スポンサーリンク

宅建って独学で合格できるの??

✔最近宅建の勉強に飽きてきて勉強のモチベーションが湧かない・・。

宅建試験って当日どういう感じなんだろ、緊張するのかな・・?

 

宅建試験って非常に多くの数字や法律を暗記することが求められるので、暗記が嫌いな人には結構キツイですよね。

そのせいで塾に通いながら勉強している人も独学で勉強している人も、長期間勉強しているとモチベーションが低下したりすることもあると思います。勿論僕も同じ経験があります。

しかし、時間は待ってくれないのが現実。モチベ―ションが高かろうが低かろうが刻々と試験の日は近づいています。勉強に行き詰まった方、モチベをアップしたい方は宅建試験当日の臨場感溢れるストーリーをまとめたこの記事を読んで、ご自身のやる気を底上げしてください。

 

*この記事では宅建試験の勉強方法等は一切触れていません。2か月弱の独学で一発合格した方法に興味がある方はこちらの記事をご覧ください。

 

 

宅建独学合格ストーリーは、「暇」から始まる。

f:id:shikaku_biyou:20181206214627j:plain

就職活動が終わって、僕は晴れて「時間に束縛されない大学生活」を取り戻した。しかし、いざ時間に余裕ができると読みたい本を読む以外特にすることもなく、マジで暇になってしまった。

そんなある時、いつものように本を読むため大学の生協に行くと「宅建試験のチラシ」が目に留まった。前々から気になっていたけど、「実際に勉強したら難しいんだろうなぁ。」と思いスルーしてきた資格である。チラシを詳しく見てみると、試験日は10月21日。この時僕は「今が7月の終わりだから、まぁ3か月あるし受けてみるか!!」と安直な理由で試験に申し込んだ。

こうして僕の宅建試験生活の幕は切って落とされたのだった。

 

宅建に独学で合格することを決意。

事件はいきなり起きた。これまで散々暇な時間を謳歌してきたのに、宅建試験に申し込みをした直後に突然のバイトラッシュが始まった。僕のアルバイトはイベント系の仕事だったので、シフトのようなものはなくある日突然仕事が舞い込んでくることが多いのである。

「せっかく宅建試験に申し込んだし、真剣に勉強したい・・」と、通常の大学生なら考えるだろう。しかし僕の場合「久しぶりのバイトだ!金がもらえるぜ!!!うぇーいww」と、頭の中が常にお花畑状態でネジが2、3本外れていたので何の迷いもなくバイトを入れまくった。そしてそれからというもの、怒涛のようにアルバイトをして気がつけば8月初旬になっていた。

一瞬で1か月経っていたことと、まだ試験概要すら知らないことにようやく自分のやばさを悟った僕は、「時間も無いしどこかの資格講座に申し込んで勉強をしよう。」と思った。

そこで早速ググったところ、「資格で有名な某会社」のホームページを発見。「今日から、俺の宅建生活の本当の幕が切って落とされるんだ・・・!」と思い、宅建講座のページを見た途端思わず驚愕した。

「16万円!!!????? 終わった( ;∀;)」

その会社の宅建資格講座はなんと16万円もしたのだ。僕は、「この会社が異常に高いだけで他の会社なら安いのかも・・」と思い、色々な会社を調べたがどこもかしこも高額だった。しかし偶然にも前月の怒涛のアルバイトラッシュで僕の口座には20万円あり、決して払えない額では無かった。

この時、20万円のうち16万円近くを講座に課金することを一瞬考えたのだが、頭の中で宅建に合格するために課金することと、卒業旅行を盛大に楽しむために貯金することを天秤にかけた結果・・・

 

卒業旅行が勝った。「だってさ・・遊びたいやんwww」

 

しかし、せっかく受験料は払ったのでこのまま終わらせることもできない。そこで僕は資格講座を利用することは断念し、宅建に独学で合格する道を選んだのだった。

 

宅建試験当日 10月21日朝

f:id:shikaku_biyou:20181206214858j:plain

時間は一気に2カ月飛び、試験当日の朝を迎えた。(この間ちゃんと勉強はしていましたよ!!)昨日の夜8時にアラームをかけたはずだが、緊張のあまり7時頃に目が覚める。まだ少し眠たい気持ちもあったが、「今日を乗り切れば、明日からはゆっくり寝れるんだ・・!」と、自らを鼓舞し布団からなんとか起き上がった。

そうして、最後の確認のため参考書をパラパラめくりながら朝ごはんを食べ、9時30頃になると最寄り駅の駐輪場に向かってバイクで家を出発した。試験当日は自家用車で会場入りすることが禁止されていたので最寄り駅前の駐輪場にバイクを停める必要があったのだ。「ちっ、面倒だな・・」僕はそんな風に思い、朝から若干機嫌が悪かった。

 

しかし、駐輪場に到着するとミラクルが起きた。

 

通常駐輪場では券売機で駐車シールを買わなければいけないのだが、なぜかその日券売機の切符の排出口から10月21日駐輪用の切符が飛び出しているではないか。「誰か、お金を入れたまま駐車シールを受け取らなかったのか・・?」不思議に思った僕は、排出口から飛び出している駐車シールを手に取り駐輪場の係りのおじいさんに渡しながら、状況を話した。

すると、おじいさんは「破棄するのも勿体ないから、兄ちゃん使っちゃえww」と笑いながら、駐車シールをくれた。「えwwいいんですかww」僕は若干戸惑いながらも駐車シールを受け取り、自らのバイクに貼り付け駐車した。

この時、「今日は何か特別なご加護が自分に施されているのではないのか・・・?なんだか、宅建に受かる気がしてきたぞ!!」と内からエネルギーがこみ上げてきたのだった。

 

宅建受験者で公共交通機関は大渋滞

f:id:shikaku_biyou:20181206215251j:plain

駐輪場を後にした僕は、試験会場行きのバスが出発している駅に行くために電車に乗った。すると、あろうことか電車には通常の2~3倍の人が乗車しており大混雑。しかも、ほとんどの人が宅建関係の参考書を手にしているではないか。「おい・・こんなに受験生いるのかよ・・・。」この時点で豆腐メンタルの僕は萎縮してしまい、心がへし折られそうだった。

そして、なんとか無事駅に到着した僕は宅建試験会場に向かう無料送迎シャトルバスのバス停に向かった。すると、なんと目の前にはiphoneの新商品に群がる人々のような長蛇の列が広がっていた。「人多すぎだろ・・・。こんなに受験生いたら落ちるかもしれない・・不安だ・・( ;∀;)」

もはやメンタルがズタボロになりかけたころ、バスが到着。僕は大きな不安を抱えながら、バスに乗り試験会場に到達したのであった。

 

宅建試験会場到着! またもや珍事件発生

無事到着した私は、安心して小腹がすいたので12時ごろに簡単に昼食を済ませて自分の席に着席した。朝から活動していたので頭がボーっとしていたが、最後の悪あがきとして自分で作った統計の問題画像をスマホで眺めていた。

そして、12時30分になると試験官が会場に入ってきて注意事項の説明を始めた。僕はこれまで大学受験や高校入試を受けてきたが、試験官の注意事項の説明の時間が大嫌いだった。なぜなら、緊張度が一気に高まり試験会場内の雰囲気が張りつめるからだだ。「あーはやく試験始めてくれ・・緊張でどうにかなりそうだ・・・」

ドキドキドキドキドキドキ。緊張で心臓の音が隣の人に聞こえるのではないかというくらい鳴っていた。

 

そんな時、どこかで聞き覚えのある携帯の着信音が会場内に鳴り響いた。これってもしかして・・

f:id:shikaku_biyou:20181022124639p:plain

そう、これは間違いなくケモノ〇レンズの主題歌だ。

殺伐とした会場内がざわつく。試験官は電源を切ってくださいと再度注意喚起をし、電源をオフにするのを忘れていた受験生は、慌てて携帯の電源を切り封筒の中に入れた。私はこの着信音に一瞬動揺したが、おかげで少し緊張がほぐれた。

 

そして時刻は13時になり、いよいよ平成30年宅建試験本番がスタートしたのであった。

 

宅建独学勢の本気を見せてやる! 平成30年度宅地建物取引士試験開始! 

f:id:shikaku_biyou:20181206215548j:plain

「試験を始めてください。」面接官の言葉で全員が一斉に問題用紙のページをめくると同時に、問題用紙が擦れる音が会場内に響く。余談ではあるが、どの受験生も様々なバックグラウンドを持ちながらも今日この日まで一生懸命勉強をしてきた。そしてその成果を試す時がようやく来たのだ。無論、僕も2か月ちょっとという短期間ではあるが、毎日みっちり勉強をしてきたつもりだったので、「自分に解けない問題は一問たりともあるまい!!!」と意気込んで問題用紙を開いた。「まずは民法からだ・・!」

 

しかし事件は起きた。極度の緊張からか、問題を一読しても頭に内容が入ってこないのだ。高速で動く目の動きと、思考停止した脳の動きが分離したせいで頭の中はパニック状態。おそらく落ち着いて問題文を読み直せば、解けるかもしれないがこの時そんな余裕は無かった。

このときの僕の顔は\(^o^)/オワタ ←こんな感じだったであろう。しかし、「ここでパニック状態のまま時間を割いてしまったら、後半の宅建業法などにも支障をきたしかねない。」と奇跡的に一瞬だけ冷静に判断した僕は、ひとまず分からない問題と、後で見直ししたい問題にチェックをつけ民法を20分ほどで”終わらせた”。(実際1周目はほとんど分からなくて、2、3問しか解けてないです。)

 

次にその他の法令+関連科目に取り掛かる。その他の法令と関連科目は僕の勉強初期に作った合格プラン上最も重要な科目だったのでかなり念入りに勉強していた。そのおかげで過去問12年分とテキストの内容をほぼ完璧に覚えていたので、問題なく秒殺した。この時、試験開始から35分ほど経過していたが、ようやく自分のペースを取り戻し始め、頭の中の熱が抜けた感じがした。

 

この状態で民法に戻ることも考えたが、「一度全部の問題を解いた方がいっか」と考えた僕は次に宅建業法の問題に取り掛かった。問題をパラパラ見てみると、ちらほらと法改正の分野が問題文に入り混じっているが、これも想定の範囲内。試験1週間前に法改正の部分の勉強のために、宅建の講師で有名な宮崎先生の動画をYoutubeで見ていたのだ。そのおかげもあり特に躓くところもなく宅建業法を終え、残りの景表法や統計の問題も一瞬でねじ伏せた。このとき、試験開始から60分が経過していたが、僕はあることに気が付いた。

 

今日の問題解いてるスピード、過去問解く時より、1.5倍くらい早い!!!

僕は、普段ケアレスミスをしないようにゆっくり慎重に過去問を解いていたのだが、この日は序盤の緊張もあり、問題をかなりのハイスピードで解き進め、普段の過去問演習よりかなり早く1周目を解き終えていたのだ。ここで時間に余裕が生まれた僕は完全に自分のペースを取り戻した。

 

「完全に俺のペースだ!これで民法も解けるぞ~!」と半ばニヤニヤしながら再び民法の問題に取り掛かる。しかし、問題文が頭に入ってきても素で分からない問題が何問かあった。色々な角度から答えを検討したが、やはり知識がものを言う宅建試験ということもあり、知らない問題は解けない。「こんなの解ける奴いるのか・・・?」と、問題作成者を恨みながらも、仕方がなく民法の問題は数問諦めて残りの20分程度を使ってマークミスや不安だった問題を見直した。

 

そんなこんなで、僕の宅建試験は無事終えたのであった。

 

宅建独学合格ストーリー完結 自己採点結果

試験を終えた僕はこの数か月の勉強疲れと試験当日の疲れが重なり、半ば茫然とした表情で家に帰宅して、スマホTwitterを眺めていた。すると試験終了からわずか2時間ほどしか経過していないのに宅建勉強アカウントの方々がもう既に自己採点結果を呟いているではないか。

あまりにも疲れていたのでそのまま寝ようかと思ったが、やはり試験結果が気になる。

やむを得ず、僕は日建の解答速報を見つめながら自己採点を始めた。

 

そしてその結果がこちら

民法                10/14
✔その他の法令  8/8
宅建業法         19/20
✔関連知識          8/8

 

合計45/50

 

f:id:shikaku_biyou:20181022140358p:plain

 自己採点結果に思わず目を疑ったが、この点数なら紛れもなく合格だ。僕ほぼ確実に合格していることと、試験が無事終わったことから感じる嬉しさのあまり、Twitterで結果を呟く。すると、多くの方から祝福のコメントが押し寄せた。この時僕は、Twitterで勉強アカウントを作っていて本当に良かったと思った。

僕は、これまで勉強してきた約2か月の成果が実を結んだことに喜びと安堵を感じ暫くぼーっとしていた。(夜に日建の採点サービスを利用したら46点でした。)

 

 そして、その日はほどなくして静かに眠りについたのであった。

 

宅建独学合格 後日談

f:id:shikaku_biyou:20181206212329j:plain

さて、試験の当日と結果を振り返ってみたのですが、こうみるとやはり試験当日は何が起きるのか分かりませんね笑。しかし色々な珍事件も起きながらも無事合格できて、今はとても嬉しい限りです。12月5日に試験結果をスマホで確認しました。

 

宅建に独学で挑んでみて感じたことを挙げると以下のようになります。

✔やり方さえ間違わなければ、塾に通学しなくても独学で合格圏には到達できる。
✔しかし、自分でスケジュールを管理するから自己管理が大変。
✔勉強期間は2ヵ月ちょっとでいける。(忙しい人は4か月あれば確実なハズです。)

 

これから、独学で挑戦しようという方は決して臆することはありません。要領が悪い平凡な私にできたのですから、あなたにも必ずできます!  

また今後、勉強方法や独学におススメなテキストを記事でまとめていきますが(需要あるか分かりませんが笑)、一番大事なことは自分の生活スタイルにあっているかどうかだと思います。無理に独学をする必要はありませんし、時間とお金に余裕があれば塾を活用するのもありだと私は思います。個人的には、”分からないところだけ確実に理解する”という意味でオンスク.JPを利用してみるのはアリだと思います。通信サービスで980円から受けられるので、時間も節約できかなりコスパがいいサービスだと思います。

僕も勉強期間中にオンスクを知っていれば確実に利用していたんですけどね・・笑

こちらは、証券外務員受験者用にオンスク.JPの紹介記事を書いていますが、料金などは宅建の場合と全く同じなので興味がある方は是非。

 

宅建独学合格におすすめの参考書

僕が2か月で合格するのに使用したテキストはこの1冊プラス過去問のみです。独学するには本当にオススメの良書でした。(滝沢先生ありがとうございました。)

 みんなの宅建士の教科書ってどんなテキストなの??と思う方のために、使用レビュー記事も書いています。よかったら見てみてください。

 

宅建独学合格の鍵は諦めない心!

宅建試験の勉強は、数字や法律をひたすら覚えていく暗記作業が中心です。あまりの単調な作業のため、時には勉強が飽きてしまうかもしれません。僕も、2カ月という勉強期間の間に何度も心が折れ、モチベが下がりました。

しかし、脳内お花畑の僕でも最後まで諦めず毎日コツコツ勉強したら最終的に合格できたんです。これから宅建に挑む方も、最後まであきらめないで勉強していればきっと合格することが出来るはずです。試験に合格して夢を叶えるために勉強頑張ってください。陰ながら応援しています。では。