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宅建抵当権の譲渡放棄等の計算問題

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宅建過去問で出題実績あり!抵当権の譲渡と放棄の計算問題

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みなさんこんにちわ、さいたまです。今朝は朝から過去問の二回目を解き、少し眠たいです笑

 

過去問を解いていてふと感じたのですが、抵当権の譲渡や放棄等の計算問題は、宅建受験生の皆様は押さえていますか??

 

過去問で出題されたのは、平成18年から平成27年までの間でおそらく平成27年のみだと思われるので、出題頻度はそこまで高くありません。

 

ただ、もしも出題されたときに解けなくてその1点で不合格になってしまったら、悲しいですよね・・・。でも大丈夫です!覚えることは少なく、この記事を読んで2、3回手を動かして実際に計算すれば簡単にマスターできる内容です!

 

それでは、詳しく見てみましょう!

 

宅建の抵当権の譲渡と放棄は全部で何個覚えておけばよいの?

宅建で出題される抵当権の譲渡等は全部で4個です。

  • 抵当権の順位の譲渡
  • 抵当権の譲渡
  • 抵当権の順位の放棄
  • 抵当権の放棄

 なんだか似たようなものが多いですね(。-`ω-)ムム

 

宅建過去問で出題 5分で覚える抵当権の譲渡放棄等の計算法

まずはこちらの画像をご覧ください。

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計算といっても、簡単な四則演算しか使わないのでご安心を。

表について簡単に解説をすると、

  • 抵当権の順位の~は抵当権者間で行います。
  • 抵当権の~は抵当権者と無担保債権者の間で行います。

 

それでは、表を参考に実際に平成27年の過去問を解いてみましょう!

 

宅建平成27年過去問 問7解説

【問7】

債務者Aが所有する甲土地には、債権者Bが一番抵当権(債権額2000万円)、債権者Cが二番抵当権(債権額2400万円)、債権者Dが三番抵当権(債権額4000万円)をそれぞれ有しており、Aには、その他に担保権を有しない債権者E(債権額2000万円)がいる。甲土地の競売に基づく売却代金5400万円を配当する場合に関する記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか??

 

まずは、この問題の権利関係をシンプルに図に書いてみましょう。

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通常弁済を受けられる額はそれぞれ、

  • 1位B2000万円
  • 2位C2400万円
  • 3位D1000万円(ここまでで、合計5400万円)
  • Eは0円

選択肢1

BがEの利益のため、抵当権を譲渡した場合、Bの受け取る配当は0円である。

 

  1. 抵当権の譲渡ということは、1人(譲渡する人)が通常弁済を受けられる範囲が計算対象
  2. →Bさんが通常弁済を受けられる2000万円が対象
  3. 譲渡なので、譲渡する相手の債権額を優先する。
  4. →Eさんが2000万円から先に弁済を受ける。Eさんは債権額2000万円のうち2000万円満額弁済を受ける。
    →一方でBさんが受ける弁済は0円。

よって〇ですね!

 

選択肢2

BがDの利益のため、抵当権の順位を譲渡した場合、Bの受ける配当は800万円である。

 

  1. 抵当権の順位の譲渡ということは、2人(譲渡する人の譲渡される人)が通常弁済を受けられる額の合計が計算対象
  2. →BさんとDさんが通常弁済を受けられる額の合計は3000万円
  3. 譲渡なので、譲渡する相手の債権額を優先する。
  4. →Dさんが先に3000万円から弁済を受ける。Dさんは債権額4000万円のち3000万円弁済を受ける(結果1000万円は弁済を受けられない)。
    →一方でBさんが受ける弁済は0円。

よって✖です!

 

選択肢3

BがEの利益のため、抵当権を放棄した場合、Bの受ける配当は1000万円である

 

  1. 抵当権の放棄ということは1人(抵当権を放棄する人)が通常弁済を受けられる範囲が計算対象
  2. →Bさんが通常弁済を受けられる2000万円が対象
  3. 放棄なので、2人(放棄する人と放棄される人)の債権額の比率で計算する。
  4. →Bさんが受けられる弁済は、
    2000万円×2000万円/4000万円=1000万円
    →Eさんが受けられる弁済は、
    2000万円×2000万円/4000万円=1000万円

よって〇です!

 

選択肢4

BがDの利益のため、抵当権の順位を放棄した場合、Bの受ける配当は1000万円である。

 

  1. 抵当権の順位の放棄ということは2人(放棄する人と放棄される人)の通常弁済を受けられる額の合計が計算対象
  2. →BさんとDさんが通常弁済を受けられる額の合計は3000万円
  3. 放棄なので2人(放棄する人と放棄される人)の債権額の比率で計算する。
  4. →Bさんが受けられる弁済は、
    3000万円×2000万円/6000万円 =1000万円
    →Dさんが受けられる弁済は、
    3000万円×4000万円/6000万円 =2000万円

よって〇です!

 

あとがき

いかがでしたか??計算問題と言えど、小学校でやる比率の計算くらいしか使いません笑 ただし、出題頻度はそこまで高くないので、時間があるときに覚えておくくらいで良いのではないかと思います!

 

それでは、残り8日頑張りましょう!

 (*訂正等ありましたらお申し付けくださいm(__)m)

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